家事と住まい

庭に植えてはいけない木ランキング10選|後悔しない庭木の選び方

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この記事の要点
  • 庭に植えてはいけない木ランキングは、巨大化・虫・根・毒性・掃除負担で判断します。
  • 住宅地ではサクラやケヤキなど、成長後に大きくなる木ほど後悔につながりやすいです。
  • 成木サイズ・境界との距離・剪定頻度を先に確認すれば、庭木選びの失敗を減らせます。

「苗木のときはちょうどよかったのに、数年たったら枝が屋根まで届いてしまった」。庭木では、植えた瞬間ではなく育った後に困るケースがあります。そこで気になるのが庭に植えてはいけない木ランキングではないでしょうか。

この記事では、住宅地で後悔しやすい木を、大きさや成長速度、根と枝の広がり、害虫・毒性、落ち葉や実、剪定の負担から比較します。「風水で悪い」という話だけではなく、暮らしの中で実際に困りやすい理由を中心に整理しました。

先に答えを言えば、どの木にも魅力があり、法律で一律に植栽を禁止されているわけではありません。問題になるのは、木の性質と庭の広さ、植える位置、家族構成、手入れできる時間が合っていない場合です。ランキングを「植栽禁止リスト」ではなく、植える前のチェック材料として使ってください。

庭木で後悔しない5つのチェックポイント
  1. 庭に植えてはいけない木とは?住宅地で後悔しやすい木の条件
    1. 「人気の庭木=手入れが楽」とは限らない
  2. 庭に植えてはいけない木ランキング10選【住宅地の後悔度で比較】
    1. 1位:サクラは大木化・毛虫・根・掃除が重なりやすい
    2. 2位:ケヤキは戸建ての庭ではサイズが合いにくい
    3. 3位:シマトネリコは成長が早く剪定が追いつかなくなりやすい
    4. 4位:クスノキは枝も根も広がる大木として考える
    5. 5位:ゴールドクレストは大型化と風の影響を考える
    6. 6位:キョウチクトウは毒性があるため家族構成を最優先する
    7. 7位:ツバキ・サザンカはチャドクガへの注意が必要
    8. 8位:イチョウは大木化・落葉・実まで想定する
    9. 9位:ヤマモモは実の落下と掃除の負担を確認する
    10. 10位:キンモクセイは強い香りと枝張りが好みを分ける
  3. 庭木で後悔する共通点5つ|家の近くに植えてはいけない木を見分ける
    1. 大きくなりすぎる木は剪定をやめた瞬間に負担が増える
    2. 根が強い庭木は建物・舗装・配管との位置関係を見る
    3. 虫がつきやすい木は「発生した後の動線」まで考える
    4. 落ち葉・花・実が多い木は隣家と道路への飛散も考える
    5. 隣地へ越境しやすい枝と根は民法233条も知っておく
  4. 独自比較|30坪戸建てで庭木を10年管理するなら何を確認する?
    1. 5つの質問で「自分の庭に植えてはいけない木」を判定する
  5. 庭木選びで失敗しない5ステップ|シンボルツリーの後悔を防ぐ
    1. ステップ1:植栽スペースと境界までの距離を測る
    2. ステップ2:成木サイズと成長速度を確認する
    3. ステップ3:落葉・花・実・害虫を季節ごとに確認する
    4. ステップ4:自分で管理できる高さの上限を決める
    5. ステップ5:植える目的に合う木だけを残す
  6. 植えてはいけない木の代わりに選びたい管理しやすい庭木
  7. 庭に植えてはいけない木ランキングのまとめ
  8. 庭に植えてはいけない木ランキングのよくある質問

庭に植えてはいけない木とは?住宅地で後悔しやすい木の条件

庭に植えてはいけない木とは、正確には「一般的な住宅地では管理しにくくなる可能性が高い木」です。木そのものに良し悪しがあるのではなく、成長後のサイズや枝葉の量が限られた敷地に合うかどうかで評価が変わります。

この記事のランキングは、法律上の禁止順位ではありません。「大きさ・成長」「根や枝の広がり」「虫や毒などの安全面」「落葉・花・実の掃除」「剪定などの管理負担」の5項目から住宅地との相性を評価しています。

たとえば公園なら、枝を大きく広げるケヤキは立派な景観をつくります。ところが玄関から隣地まで数mしかない住宅では、同じ長所が剪定や落ち葉掃除の負担に変わります。場所が変われば評価も変わるわけです。

「人気の庭木=手入れが楽」とは限らない

庭木選びで見落としやすいのが、苗木と成木の差です。園芸店では人の背丈ほどの木でも、本来は高木になる種類があります。植えた時点の高さだけで判断すると、「こんなに大きくなると思わなかった」となりかねません。

シマトネリコのように爽やかな葉が魅力の人気樹種も、成長が早いため小さく維持するには剪定が前提になります。逆に、成長が比較的穏やかな木なら、同じ植栽スペースでも手間を抑えやすくなります。

  • 購入時の高さだけを見て決める
  • 隣地や道路との境界ぎりぎりに植える
  • 落ち葉・花・実が落ちる場所を考えない
  • 剪定をほとんどしない前提で高木を選ぶ

庭木は「今の姿」ではなく「育った後の姿」で選ぶのが基本です。ランキング上位の木でも、十分な土地と管理体制があれば育てられる場合があります。

庭に植えてはいけない木ランキング10選【住宅地の後悔度で比較】

ここから、庭に植えてはいけない木ランキング10選を見ていきます。検索上位記事で繰り返し指摘される項目に、公的機関の安全情報も加え、一般的な戸建て住宅で困りやすい順に整理しました。

順位主な後悔ポイント
1位サクラ大木化・毛虫・根・花びら・剪定
2位ケヤキ大木化・枝張り・根・大量の落葉
3位シマトネリコ成長が早く剪定頻度が増えやすい
4位クスノキ大型化・枝張り・根の広がり
5位ゴールドクレスト大型化・風の影響・樹形管理
6位キョウチクトウ植物全体の毒性に注意が必要
7位ツバキ・サザンカチャドクガ・花や葉の掃除
8位イチョウ大型化・落葉・実のにおい
9位ヤマモモ落果・鳥・地面の汚れ・剪定
10位キンモクセイ強い香り・枝張り・剪定

順位が低ければ無条件に安全という意味ではありません。子どもやペットがいる、植栽場所が狭い、隣家との距離が短いなど、家庭の条件によって優先すべきリスクは変わります。

グラフは「大きさ・成長」「根や枝」「安全面」「掃除」「管理負担」の5項目について、検索上位記事と公的情報から当記事が該当項目を整理したものです。点数そのものが植物の危険度を示すものではありません。

出典:厚生労働省、千葉市、名古屋市、e-Gov法令検索および2026年8月13日に確認した検索上位記事をもとに当サイト作成。

1位:サクラは大木化・毛虫・根・掃除が重なりやすい

自宅で花見ができるサクラは魅力的ですが、一般住宅では管理項目が重なりやすい木です。成長すると高さも枝張りも大きくなり、花が散った後には花びら、その後は葉の掃除も発生します。

検索上位でも、サクラは「大きくなる」「毛虫がつきやすい」「根が広がる」といった理由で繰り返し挙げられています。広い庭なら選択肢になりますが、駐車場や境界、建物が近い場所では慎重に考えたい木です。

花を楽しめる数週間だけでなく、一年を通した管理まで想像すると判断しやすくなります。小さな庭で「ほぼ放置」を望む人とは相性がよくありません。

2位:ケヤキは戸建ての庭ではサイズが合いにくい

ケヤキは街路樹や公園で見かけると美しい木です。しかし、それだけ大きな空間で魅力を発揮する樹種でもあります。枝を広げるため、住宅の小さな植栽スペースでは持て余しやすくなります。

高さだけを切って抑えようとすると、その後も樹形を保つ剪定が必要です。秋には落葉もあります。隣地側へ枝を伸ばさないよう管理することまで考えると、年間を通じた手入れの負担は軽くありません。

「大きくなったら切ればいい」と考えて、建物・駐車場・境界に近い小さな植栽帯へ大木になる樹種を植える方法は避けたいところです。

3位:シマトネリコは成長が早く剪定が追いつかなくなりやすい

シマトネリコは細かな葉と軽やかな樹形が人気で、新築のシンボルツリーでもよく候補になります。一方、温暖な地域では勢いよく育ち、放っておくと想像以上の高さや幅になることがあります。

問題は「植えてはいけないほど悪い木」なのではなく、小さく保ちたい人ほど剪定が欠かせない点です。玄関横の狭いスペースへ植え、数年間ほとんど切らないという条件には向きません。

目隠し目的では成長の早さが利点になる一方、管理面では同じ性質が負担になります。成長の早さはメリットとデメリットが表裏一体だと考えてください。

4位:クスノキは枝も根も広がる大木として考える

クスノキは常緑で存在感があり、大きく育つ木です。公園や神社の立派なクスノキを思い浮かべると、住宅の小さな庭に植えた場合のスケール差をイメージしやすいでしょう。

地上では枝張り、地下では根の広がりを考える必要があります。家の壁や境界ブロックのすぐ近くでは、将来の剪定や工事まで含めて扱いにくくなる可能性があります。

広い敷地で長期的に育てるなら魅力があります。ただ、数平方メートルほどの植栽帯でコンパクトに維持したいなら、最初から小さくまとまりやすい樹種を選ぶほうが負担を減らせます。

5位:ゴールドクレストは大型化と風の影響を考える

ゴールドクレストは、若木の円すい形が美しく、洋風住宅にも合わせやすい木です。鉢植えサイズの印象が強いものの、地植えでは大きく育つため、購入時の姿だけで判断するとギャップが生まれます。

検索上位の造園業者の記事では、成長後の高さに加え、根が比較的浅く風の影響を受けやすい点が注意事項として挙げられています。道路側や人が通る場所では、傾きや枝の状態も定期的に見る必要があります。

小さな円すい形を保ち続けるには、自然に任せるのではなく管理が必要です。「クリスマスツリーのような姿がずっと続く」と考えず、地植え後の成長を確認して選びます。

6位:キョウチクトウは毒性があるため家族構成を最優先する

キョウチクトウで特に注意したいのは、剪定回数より安全面です。千葉市は、根・葉・茎・花のすべてに強い毒性があるとして、口に含むなどしないよう注意を呼びかけています。

詳しくは、千葉市「キョウチクトウにご注意ください」で公的な注意事項を確認できます。

小さな子どもが植物を触る庭、ペットが葉や枝を口にする可能性がある環境では、見た目より安全性を優先して別の樹種を検討するほうが扱いやすいでしょう。

丈夫で花も美しいため公共空間などで利用される木ですが、家庭では使い方が異なります。特に「食事や遊びをする庭」に植える場合は、毒性を理解したうえで判断する必要があります。

7位:ツバキ・サザンカはチャドクガへの注意が必要

ツバキやサザンカは、日本の庭で長く親しまれてきた常緑樹です。冬から春に花を楽しめる一方、チャドクガがつく可能性がある点は知っておく必要があります。

名古屋市は、チャドクガなどの毒針毛が容易に脱落・飛散し、皮膚炎を起こす場合があると案内しています。毛虫へ直接触れなければ何も起きない、とは限りません。

玄関への通路、洗濯物を干す場所、子どもが遊ぶ場所のすぐ横に植えると、発生時の負担が大きくなります。庭の奥など、人が頻繁に触れない位置に配置できるかも判断材料です。

8位:イチョウは大木化・落葉・実まで想定する

秋の黄葉が美しいイチョウも、街路樹として見る姿と住宅の庭で育てる姿では条件が違います。本来大きくなる木なので、限られた敷地では高さと枝張りの管理が必要です。

落葉期には一度に多くの葉が落ちます。実をつける個体では、落果のにおいや掃除も考えなければなりません。駐車スペースや道路沿いでは、葉や実が自宅の敷地外へ出るケースもあります。

紅葉を楽しみたいだけなら、住宅規模に合った別の落葉樹も選べます。「季節感が欲しい」という目的と「イチョウそのものを育てたい」という目的を分けて考えると選択肢が増えます。

9位:ヤマモモは実の落下と掃除の負担を確認する

ヤマモモは常緑で実も楽しめる木ですが、その「実がなる」という特徴が住宅では負担になる場合があります。熟した実が地面へ落ちると、舗装やアプローチが汚れやすくなります。

鳥が実を食べに来れば、ふんの掃除も増えるかもしれません。家庭菜園感覚で収穫を楽しめる人には長所ですが、落ちた実をこまめに片づけたくない人には向きにくい性質です。

植えるなら、駐車場の真横や白いタイルの近くより、土や植栽帯の上へ実が落ちる位置のほうが管理しやすくなります。木だけでなく、足元の素材までセットで考えるのがコツです。

10位:キンモクセイは強い香りと枝張りが好みを分ける

キンモクセイの香りは秋の魅力ですが、香りの感じ方には個人差があります。自分には心地よくても、家族や隣人には強すぎる場合があるため、境界近くでは少し慎重に考えたい木です。

成長すれば枝葉も増えるので、玄関前で小さく仕立て続けるには剪定が必要です。香りを室内へ入れたいからと窓のすぐ前へ植えると、後から枝が窓や軒へ近づくこともあります。

キンモクセイが好きなら「植えてはいけない」と考える必要はありません。開花期の香りが周囲へどう届くか、成長後にどこまで枝を残せるかを先に決めておくと扱いやすくなります。

庭木で後悔する共通点5つ|家の近くに植えてはいけない木を見分ける

ランキングに名前がない木でも、同じ特徴を持っていれば注意が必要です。むしろ庭木選びでは、樹種名を丸暗記するより「後悔しやすい条件」を知ったほうが応用できます。

庭の広さや家との距離は家庭ごとに違います。「この木なら何m離せば絶対安全」という共通の数字だけで判断せず、成木の高さ・枝張り・根の性質と周辺設備を一緒に確認します。

大きくなりすぎる木は剪定をやめた瞬間に負担が増える

高木を小さく保てるのは、木が自然に小さくなるからではなく、人が切っているからです。毎年の剪定を前提にすれば育てられる木でも、仕事や育児で数年間手が回らなくなると一気に大きく見えることがあります。

脚立で届かない高さまで伸びると、自分で安全に作業できる範囲も狭くなります。植える前には「剪定できるか」だけでなく、「10年後も剪定を続けたいか」まで考えると現実的です。

根が強い庭木は建物・舗装・配管との位置関係を見る

根の問題は地上から見えないため、後回しになりがちです。しかし庭には基礎、給排水設備、雨水桝、境界ブロック、アプローチなどが集まっています。大きくなる木を狭い土の部分へ押し込めると、根の行き場も限られます。

ただし、「根が強い木なら必ず家の基礎を壊す」と単純化するのも適切ではありません。樹種、土壌、基礎の状態、植栽位置など複数の条件で変わるため、建物際へ高木を植える場合は造園業者や設計者へ位置を確認するほうが確実です。

虫がつきやすい木は「発生した後の動線」まで考える

どんな庭木にも虫がつく可能性はあります。そのため「虫が絶対につかない木」を探すより、発生しにくさと、発生したとき家族への影響が小さい位置を考えるほうが現実的です。

玄関横、物干し場、子どもの砂場、ウッドデッキの脇などは人が長く過ごします。チャドクガのように接触へ注意が必要な虫がつきやすい木なら、こうした場所から離すだけでもリスクの持ち方が変わります。

落ち葉・花・実が多い木は隣家と道路への飛散も考える

落ち葉そのものは自然な現象です。問題になるのは、落ちる先が雨どい、排水溝、隣家の駐車場、公共の歩道などになっている場合です。自宅だけなら気にならない量でも、敷地外へ出れば見え方が変わります。

果樹では落果も加わります。実を収穫する楽しみがある一方、放置した実がつぶれて地面を汚すこともあります。掃除が苦手なら、「常緑か落葉か」だけでなく、花と実の量も苗木購入時に確認してください。

隣地へ越境しやすい枝と根は民法233条も知っておく

庭木は自分の所有物でも、枝や根が境界を越えると隣地との問題になります。現在の民法233条には、境界を越えた竹木の枝の切除や根の切取りについて規定があります。

条文は、e-Gov法令検索「民法」第233条で確認できます。実際のトラブルでは状況により判断が変わるため、法的な争いが生じた場合は専門家への相談が必要です。

境界ぎりぎりに植えてから枝を切り続けるより、最初から成長後の枝張りを見込んで位置を決めるほうが、長い目で見ると管理しやすくなります。

独自比較|30坪戸建てで庭木を10年管理するなら何を確認する?

ここでは、ランキングだけでは判断しにくい人向けに、具体的な暮らしを想定して比較します。あくまで条件をそろえたシミュレーションであり、木が必ず同じ育ち方をするという意味ではありません。

Aさんは30坪ほどの戸建てに住む共働き世帯。玄関横に幅約1.5mの植栽スペースがあり、小学生の子どもがいます。庭仕事に使えるのは主に週末で、高所の剪定や頻繁な落ち葉掃除は避けたいと考えています。

5つの質問で「自分の庭に植えてはいけない木」を判定する

  1. 成木になったとき、現在の植栽スペースへ収まるか確認する
  2. 枝や根が建物・道路・隣地へ近づきすぎないか確認する
  3. 子どもやペットに注意が必要な毒や害虫がないか確認する
  4. 落ち葉・花・実を日常的に掃除できるか確認する
  5. 必要な剪定を5年後、10年後も続けられるか確認する

Aさんの条件では、5項目すべてに負担が出やすいサクラを玄関横へ植えると、花を楽しめる代わりに剪定・虫・掃除・枝張りへの対応が必要になります。植栽スペースが1.5mしかない点も、大木になる樹種とは相性がよくありません。

反対に、成長が比較的穏やかで、小さめに維持しやすい木を選べば、高所剪定になるまでの負担を抑えやすくなります。「人気ランキング1位の木」よりも、「自分が管理できる範囲に収まりやすい木」のほうがAさんには合います。

比較項目サクラを選ぶ場合小さく管理しやすい木を選ぶ場合
成長後のサイズ広い空間が必要になりやすい植栽幅に合わせやすい
剪定継続的な管理を前提にする負担を抑えやすい
掃除花びら・葉を考慮種類を選べば軽減できる
毛虫を含め観察が必要比較的つきにくい種類を選べる
狭い庭との相性慎重な配置が必要選択肢が多い

この比較で分かるのは、庭木選びの正解は「好きな木」だけでは決まらず、「管理できる木」との重なりで決まるということです。庭仕事が趣味なら手間の多い木も楽しめます。忙しい家庭なら、管理の少なさを優先したほうが満足しやすくなります。

庭木選びで失敗しない5ステップ|シンボルツリーの後悔を防ぐ

庭木を選ぶときは、園芸店で気に入った木を見つけてから場所を考えるより、庭の条件を決めてから候補を絞るほうが失敗を減らせます。順番を変えるだけでも、選択肢はかなり整理できます。

「常緑か落葉か」より先に、植えられる面積と管理できる高さを決めてください。サイズ条件に合わない木を先に外すと、その後の比較が簡単になります。

ステップ1:植栽スペースと境界までの距離を測る

最初に測るのは、植える場所そのものの幅だけではありません。家の外壁、窓、雨どい、駐車場、道路、隣地境界までの位置を確認します。将来枝を切るために人が立てる場所があるかも見ておきます。

ステップ2:成木サイズと成長速度を確認する

苗木のラベルや販売ページでは、樹高だけでなく最終的な大きさや樹形を確認します。同じ種類でも品種によってサイズが違うため、「樹種名を知っているから大丈夫」と決めつけないほうが安全です。

ステップ3:落葉・花・実・害虫を季節ごとに確認する

春は花、夏は虫、秋は実や紅葉、冬は落葉というように、一年の変化を確認します。木を見て楽しむ時間より、掃除や剪定をする時間のほうが長くなる可能性もあります。

ステップ4:自分で管理できる高さの上限を決める

高い場所の作業は転落の危険があります。「大きくなったら自分で切る」ではなく、どの高さを超えたら業者へ頼むのか、最初から線を引いておくと判断しやすくなります。

業者へ頼むこと自体は問題ありません。ただ、毎年費用をかけて形を保つ木なのか、数年に一度の軽い管理で済む木なのかでは、長期的な負担が変わります。

ステップ5:植える目的に合う木だけを残す

最後に「なぜ木を植えたいのか」を一つ決めます。目隠し、日陰、花、紅葉、実、玄関のアクセントでは、適した木が違うからです。目的が二つ以上ある場合も、最優先を決めると迷いにくくなります。

「おしゃれだから」から一歩進めて、「この場所で何をしてほしい木なのか」を決めると、庭に植えてはいけない木を自然に除外できます。

植えてはいけない木の代わりに選びたい管理しやすい庭木

ランキングを見て「では何を植えればいいの?」と迷う人もいるでしょう。管理のしやすさを優先するなら、成長が極端に早くなく、植える場所に合った大きさで維持しやすい木から探します。

候補として比較されやすいのは、ソヨゴ、アオダモ、ハイノキ、ヒメシャリンバイ、アベリアなどです。ただし、どの木も完全に「虫なし・剪定なし・落ち葉なし」ではありません。地域の気候と植栽場所に合う品種を選びます。

希望候補選ぶときのポイント
常緑で目隠しソヨゴ日照と雌雄、植える場所を確認
自然な落葉樹アオダモ冬に葉がなくなる点を許容する
繊細な常緑樹ハイノキ強い西日など植栽環境を確認
玄関まわりの低木ヒメシャリンバイ必要な高さと幅に合わせる
低めの植栽・境界アベリア枝の広がりを剪定で整える

常緑樹でも古い葉は落ちますし、虫がまったく来ない木もありません。「手入れ不要」という言葉をそのまま受け取らず、自分が嫌な作業を減らせる木を選ぶと満足度を上げやすくなります。

たとえば落ち葉掃除が最も苦手なら落葉量を重視し、剪定が苦手なら成長の穏やかさを重視します。虫が怖いなら、害虫がつきにくい傾向だけでなく、玄関や物干しから距離を取れるかも確認してください。

庭木選びは「欠点のない木探し」ではなく、「自分が受け入れられる欠点の木探し」と考えると現実的です。落葉は許せる、剪定は年1回ならできる、と条件を決めると候補を絞りやすくなります。

庭に植えてはいけない木ランキングのまとめ

庭に植えてはいけない木ランキングで上位になるのは、単に縁起が悪い木ではありません。住宅地では、大きくなりすぎる、枝や根が広がる、虫や毒への注意が必要、落葉や実の掃除が多い、剪定を続けなければならない木ほど後悔につながりやすくなります。

迷ったら「成木サイズ」「境界との距離」「虫・毒」「落ちる物」「10年後も続けられる手入れ」の5項目を確認してください。5つのうち複数が自分の暮らしに合わないなら、その木は別の場所で楽しむ選択もあります。

サクラやケヤキ、シマトネリコなども、十分な空間と管理があれば魅力的な庭木です。反対に、一般に育てやすいとされる木でも、日当たりや土壌が合わなければ手間は増えます。名前だけで決めず、庭との相性を見てください。

苗木を一本買うのは簡単ですが、その木とは何年、何十年と付き合う可能性があります。購入時の姿より、家族が暮らす将来の庭を思い浮かべて選ぶことが、後悔を減らす近道です。

庭に植えてはいけない木ランキングのよくある質問

ランキングだけでは判断しにくい「風水」「家の近く」「根」「すでに植えてある木」について、よくある疑問をまとめます。

Q
庭に植えてはいけない木は風水で決まるのですか?
A

風水や縁起に関する考え方は地域や流派によって異なり、住宅地での管理難度とは別の基準です。気になる場合は文化的な考えとして参考にしつつ、成木サイズ、毒性、害虫、根、隣地への枝張りといった現実の条件を先に確認すると判断しやすくなります。

Q
家の近くに植えてはいけない木はどんな木ですか?
A

将来大木になり、枝張りや根の広がりが大きい木は、建物のすぐそばでは慎重に検討します。樹種だけで一律の距離を決めるのではなく、成木時の幅、外壁、基礎、雨水桝、配管、隣地境界との位置を図面上で確認してから植栽位置を決める方法が確実です。

Q
根が強い庭木は家の基礎を壊しますか?
A

「根が強ければ必ず基礎を壊す」とは言い切れません。影響は樹種、木の大きさ、土壌、基礎や舗装の状態、植栽位置などで変わります。ただし大木になる樹種を建物や配管のすぐ近くへ植えると管理上の心配が増えるため、設計段階で造園業者などへ相談すると安心です。

Q
シンボルツリーで後悔しにくい木は何ですか?
A

一つの樹種が全家庭に合うわけではありませんが、管理を軽くしたい場合は成長が極端に早くなく、庭の広さに合った木を優先します。ソヨゴ、アオダモ、ハイノキなども候補になりますが、日照、地域の気候、常緑か落葉かまで確認して選んでください。

Q
ランキングの木をすでに庭へ植えている場合は抜くべきですか?
A

ランキング入りだけを理由に、すぐ抜く必要はありません。現在の高さ、幹や枝の状態、境界への越境、根元周辺、害虫の有無を確認し、問題なく管理できているなら維持できる場合もあります。大木の伐採や抜根には危険があるため、自力で難しいサイズなら専門業者へ相談してください。

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